- 曲名
- 大いなるインドネシア
インドネシア語:Indonesia Raya(インドネシア・ラヤ)
英語:Great Indonesia - 作詞
- スプラットマン / Wage Rudolf Supratman(1928年)
- 作曲
- スプラットマン / Wage Rudolf Supratman(1928年)
- 採用時期
- 1945年8月17日
インドネシアの国歌「インドネシア・ラヤ」(Indonesia Raya)の解説
「Indonesia Raya」は、インドネシア語で「大いなるインドネシア」「偉大なるインドネシア」といった意味です。
インドネシアがまだオランダ領東インドだった時代、1928年10月28日にバタヴィアで開かれた第2回インドネシア青年会議で発表された曲です。
作詞・作曲を手がけたのは、インドネシアの作曲家、スプラットマン(Wage Rudolf Supratman, 1903~1937)。以降、この歌は民族独立運動に燃えるインドネシアの人々を中心に愛唱されるようになりました。
1945年8月15日、日本がオランダを含む連合国軍に降伏した2日後、この曲がインドネシアの国歌として採用されます。しかし、旧宗主国であるオランダは認めず、オランダとの独立戦争が始まりました。
1949年12月、インドネシアはハーグ円卓会議でオランダからの独立承認を獲得。「インドネシア・ラヤ」(Indonesia Raya)が、名実ともにインドネシアの国歌としての地位を獲得した経緯があります。
インドネシア国歌「インドネシア・ラヤ」(Indonesia Raya)の歌詞
インドネシア語:Indonesia Raya |
英語訳:Great Indonesia |
---|---|
1番:
Indonesia, kebangsaanku
*コーラス リピート 2番:
Indonesia, tanah pusaka *コーラス リピート 3番:
Indonesia, tanah berseri *コーラス リピート |
1番:
Indonesia, my nationality
*Chorus Repeat
2番:
Indonesia, a hereditary land *Chorus Repeat 3番:
Indonesia, a radiant land *Chorus Repeat |
インドネシアの国歌「インドネシア・ラヤ」(Indonesia Raya)の視聴
一般的なバージョンです。
演奏のみのバージョンです。
有名な合唱団、Unai Choraleグループによる合唱バージョンです。
古いニュースフィルムを使った歌入りバージョンです。
インドネシアの概要
- 正式国名
- インドネシア共和国
インドネシア語:Republik Indonesia
英語:Republic of Indonesia - 首都
- ジャカルタ / Jakarta
- 面積
- 1919,440平方キロメートル(15位、日本の約5倍)
- 人口
- 2億702万3917人(4位 / 2020年)
- 政治体制
- 大統領を国家元首とする立憲共和制。大統領は国民の直接選挙で選ばれ、任期は5年。再選は1度のみ。首相職はなく、各閣僚は大統領が指名。議会は、国民議会(定数560人)と、地方代表議会(定数132人)。
- 民族構成
- ジャワ人が45%、スンダ人が14%、マドゥラ人が7.5%、沿岸マレー人が7.5%、その他が26%、中国系が約5%、など。
- 言語
- 公用語はインドネシア語で、インドネシアの国語となっています。日常的には、それぞれの地域で語彙も文法規則も異なる583以上の言葉が使われています。
- 宗教
- イスラム教が87.2%、プロテスタントが7%、カトリックが2.9%、ヒンドゥー教が1.6%、仏教が0.72%、儒教が0.05%、その他が0.5%(2010年統計)。イスラム教徒の人口は1億7000万人を超え、世界最大のイスラム教徒(ムスリム)人口を抱える国です。