ヨーロッパ

リヒテンシュタイン公国の国歌「若きライン川上流に」(Oben am jungen Rhein)

2017/03/17

曲名
若きライン川上流に / ドイツ語:Oben am jungen Rhein / 英語:Up on the Young Rhine
作詞
ヤーコプ・ヤウホ / Jakob Josef Jauch (1802–1859)
作曲
不明
採用時期
1920年
liechtenstein
liechtenstein / paul bica

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リヒテンシュタイン公国の国歌「若きライン川上流に」の解説

リヒテンシュタイン国歌「若きライン川上流に」(Oben am jungen Rhein)の歌詞は、公式文書は残されていないものの、リヒテンシュタインの南西部の町のバルツェーアスに1852年から1856年まで赴任していたドイツ人神父のヤーコプ・ヤウホが、1850年に作詞したものと言われています。

この曲は1920年に正式に国歌として採用されています。1963年には議会決議で、元々5番まであった歌詞が2番までとされ、現在に至っています。

曲名にある「若き」とは、スイスからリヒテンシュタイン、オーストリア、ドイツ、オランダを経て北海へと注ぐライン川の流れを人生にたとえた表現で、リヒテンシュタインの辺りがライン川の「上流」にあたることを意味すると共に、リヒテンシュタインが将来に向けてさらに発展していくことを示しています。

なお、メロディは、イギリス国歌「女王陛下万歳」(神よ女王(国王)を護り賜え / God Save the Queen (King))と全く同一のものです。

意外に思う方もいるかもしれませんが、リヒテンシュタインだけでなく、過去にはスイス、ドイツ帝国、ロシア帝国も「女王陛下万歳」と同じ旋律を流用し、独自の歌詞を乗せて国歌としていました。

Schloss Vaduz, Liechtenstein
Schloss Vaduz, Liechtenstein / pom.angers
Liechtenstein-00206 - Government Building
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Vaduz
Vaduz / johl

リヒテンシュタイン公国の国歌「若きライン川上流に」の歌詞

ドイツ語の歌詞:Oben am jungen Rhein

1
Oben am jungen Rhein
Lehnet sich Liechtenstein
An Alpenhöh'n.
Dies liebe Heimatland,
Das teure Vaterland,
Hat Gottes weise Hand
Für uns erseh'n.

2
Hoch lebe Liechtenstein
Blühend am jungen Rhein,
Glücklich und treu.
Hoch leb' der Fürst vom Land,
Hoch unser Vaterland,
Durch Bruderliebe-Band
Vereint und frei.

ドイツ語歌詞のカタカナ表記

1
オーベンアムユンゲンライン
レーネットズィッヒリーヒテンシュタイン
アンアルペンヘーン。
ディースリーベハイマートラント、
ダストイレファータラント、
ハートゴッテスヴァイゼハント
フュアウンスエアゼーン。

2
ホーホレーベリーヒテンシュタイン
ブリューエントアムユンゲンライン、
グリュックリヒウントトロイ。
ホーホレーベデアフュルストフォムラント、
ホーホウンザーファータラント、
ドゥルヒブルーダリーベバント
フェアアイントウントフライ。

英語訳:Up on the Young Rhine

1
Up above the young Rhine
Lies Liechtenstein, resting
On Alpine heights.
This beloved homeland,
This dear fatherland
Was chosen for us by
God's wise hand.

2
Long live Liechtenstein,
Blossoming on the young Rhine,
Happy and faithful.
Long live the Prince of the Land,
Long live our fatherland,
Through bonds of brotherly love
united and free!

日本語訳:若きライン川上流に

1
若きライン川上流に
位置するはリヒテンシュタイン、
アルプスの高みなり。
このいとしきふるさとなる祖国を、
このかけがえのない父なる祖国を
神の賢き御手は
我らがために選ばれたり。

2
とこしえにあれ、リヒテンシュタイン、
若きライン川に花咲いて、
幸せに忠実に。
国主公(侯)爵閣下万歳、
父なる祖国万歳、
兄弟愛の絆を通じて
団結して自由にあれ。

リヒテンシュタイン公国の国歌「若きライン川上流に」の視聴

合唱バージョンです。

オーケストラによる演奏バージョンです。

リヒテンシュタインの概要

正式国名
リヒテンシュタイン公国 / ドイツ語: Fürstentum Liechtenstein / アレマン語:Förschtatum Liachtaschta / 英語: Principality of Liechtenstein
首都
ファドゥーツ / Vaduz
面積
160km2(190位)
人口
34,761人(210位 / 2009年総計)
政治体制
立憲君主制。国家元首はリヒテンシュタイン家の当主による男子世襲制。欧州他国の君主が象徴・儀礼的存在であるのに対して、強い政治的権限を持っているためため「ヨーロッパ最後の絶対君主制」と言われる事もあります。 議会は一院制で、議員定数25、任期4年。選挙は、複数投票制と比例代表制を組み合わせた直接選挙で行われます。
民族構成
ゲルマン系のドイツ・アレマン人が86%、その他イタリア人、トルコ人などが14%。
言語
公用語はドイツ語。日常的には、上部ドイツ語に属するアレマン語が使われています。
宗教
ローマ・カトリックが79.9%、プロテスタントが8.5%、他。
通貨
スイス・フラン(CHF)

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