- 曲名
- 神よニュージーランドを守り給え / 英語:God Defend New Zealand / マオリ語: Aotearoa
- 作詞
- トーマス・ブラッケン / Thomas Bracken
- 作曲
- ジョーン・ジョセフ・ウッズ / John Joseph Woods
- 採用時期
- 1977年11月21日
ニュージーランド国歌「神よニュージーランドを守り給え」の解説
ニュージーランドの国歌「神よニュージーランドを守り給え」(英語:God Defend New Zealand / マオリ語: Aotearoa」の歌詞は、ランドで生まれ、ビクトリアで育ちの移民であるトーマス・ブラッケン / Thomas Brackenによって、1870年代に書かれた詩を元にして書かれたものです。
この詩は、1876年に開催された「詩のための作曲のコンテスト」に用いられ、タスマニア生まれのジョーン・ジョセフ・ウッズ / John Joseph Woods が書いたメロディが優勝しました。
やがて19世紀から20世紀前半にニュージーランドで人気を呼び、ニュージーランド政府は1940年、この曲の著作権を購入しました。
イギリスと先住民族マオリとの間にワイタンギ条約が締結され、イギリス直轄植民地となった1840年から、ちょうど100周年にあたる1940年の記念祝賀で、ニュージーランドの祝歌とするためです。
1976年、この曲をニュージーランドの正式な国歌とする嘆願書が議会に提出。イギリスのエリザベス2世女王の許可を受け、1977年11月21日にニュージーランドの第2の国歌に採用されました。
イギリス連邦加盟国の一つであるニュージーランドでは、イギリスの国歌「女王陛下万歳 / God Save the Queen」が正式な国歌でしたが、以降、「神よニュージーランドを守り給え」も、同等の同等の位置づけにある国歌となっています。
つまり、ニュージーランドには2つの国歌があることになります。
なお、「神よニュージーランドを守り給え」は、ラグビーなどのスポーツ国際試合を始めとする公式の場では、英語とマオリ語の歌詞が歌われます。まず最初にマオリ語で1番の歌詞が歌われ、次に英語でやはり1番の歌詞が歌われます。
Old Bank Building, Wellington, New Zealand, 23rd. August 2009 / PhillipC
ニュージーランド国歌「神よニュージーランドを守り給え」の歌詞
英語:God Defend New Zealand |
マオリ語: Aotearoa |
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ニュージーランド国歌「神よニュージーランドを守り給え」の視聴
演奏バージョンです。
ニュージーランド青少年/The New Zealand National Youth Choirによる合唱バージョンです。
美貌の女性歌手による独唱バージョンです。
ニュージーランドの概要
- 正式国名
- 英語:New Zealand
マオリ語:Aotearoa
日本語:ニュージーランド - 独立
- 1907年9月26日にイギリスから独立。
- 首都
- ウェリントン(Wellington)
- 面積
- 270,467km²(73位)
- 人口
- 5,005,882人(120位 / 2020年総計)
- 政治体制
- ニュージーランド国王を国家元首とする立憲君主制。ニュージーランド国王は連合王国国王(イギリス国王)と同一人物ですが、王位は独立して存在します。国王により任命されたニュージーランド総督が国王の職務を代行。一院制の議会はパーラメント (Parliament) と呼ばれ、定数は120議席、任期は3年です。
- 民族構成
- ヨーロッパ系が74.0%、先住民族マオリ人14.9%、アジア系11.8%、太平洋諸島系7.4%、中東系・ラテン系・アフリカ系1.2%、その他1.7%。(2013年センサス)
- 言語
- 公用語は英語、マオリ語、ニュージーランド手話。
- 宗教
- キリスト教が約47%で、その内カトリック教会が12.6%、聖公会が11.8%、長老派教会が8.5%、その他15.1%。その他の宗教は6.0%、無宗教が41.9%、無回答が4.4%。(2013年センサス)。
- 通貨
- ニュージーランド・ドル(NZD)