日本の国歌「君が代」

日本の国旗
曲名
君が代
作詞
古歌(『古今和歌集』初出)
作曲
林廣守、奥好義, フランツ・エッケルト (編曲)
採用時期
1880年(明治13年)10月26日(非公式)
1888年(明治21年)(対外正式公布)
1999年(平成11年)8月13日(立法化)

日本の国歌「君が代」の解説

日本の国歌「君が代」(きみがよ)は、10世紀初頭の最初の勅撰和歌集である『古今和歌集』の「読人知らず」の和歌を初出としています。そのため、世界にある国歌の中で、作詞者が最も古いといわれています。

当初は「祝福を受ける人の寿命」を歌ったものでしたが、転じて「天皇の治世」を奉祝する歌となりました。

1869年(明治2年)に薩摩琵琶の『蓬莱山』にある「君が代」を歌詞として選んだ歌が原型となっています。

その後1880年(明治13年)に宮内省雅楽課が旋律を改めて付け直し、それをドイツ人の音楽教師フランツ・エッケルトが西洋和声により編曲したものが、1893年(明治26年)の文部省文部大臣井上毅の告示以降、儀式に使用され、1930年(昭和5年)には国歌として定着しています。

1999年(平成11年)に「国旗及び国歌に関する法律」で正式に日本の国歌として法制化されています。

日本の国歌「君が代」の歌詞

日本語

英語訳:The Banner of Freedom

君(きみ)が代(よ)は
千代(ちよ)に八千代(やちよ)に
細石(さざれいし)の
巌(いわお)となりて
苔(こけ)の生(む)すまで

Thousands of years of happy reign be thine;
Rule on, my lord, till what are pebbles now
By age united to mighty rocks shall grow
Whose venerable sides the moss doth line.

日本の国歌「君が代」の視聴(動画ファイル)

合唱バージョンです。

演奏バージョンです。

日本の概要

正式国名
日本
にほん、にっぽんの二つの読み方があり、日本政府はどちらの読みでも良いとしています。
英語: Japan
首都
東京(Tokyo)
面積
377,973.89km2(167位)
人口
1億2491万3000(11位 / 2022年 総計)
政治体制
議会制民主主義体制、象徴天皇制、議院内閣制を採用する民主主義国家。
民族構成
人類学的には、大和民族(狭義の日本民族)、琉球民族(大和民族の支族と分類する考え方が主)、アイヌ民族(大和民族と異なる日本列島北部の集団)のうち、一つ以上の民族を血統に持つ人が多数を占めています。なお、2021年末時点で276万人の外国人がおり、人口の約2.2%を占めています。
日本人の大半が日本語を話すほか、沖縄県では琉球語(琉球方言)が一部話されています。アイヌ語は、母語として使用できる話者の数が極めて少なくなっています。
宗教
通貨
円(JPN)
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