- 曲名
- 神聖なる大地に祝福あれ
ウルドゥー語:قومی ترانہ( Qaumi Tarana)
英語:National Anthem / Blessed be the sacred land - 作詞
- Abu-Al-Asar Hafeez Jullundhri、1952年
- 作曲
- Ahmed Ghulamali Chagla、1949年
- 採用時期
- 1954年8月16日
パキスタンの国歌「神聖なる大地に祝福あれ」(Qaumi Tarana)の解説
1947年8月14日にパキスタンがイギリス領インド帝国から独立した時には国歌がありませんでした。
その後、1949年にAhmad G. Chaglaによってパキスタン国歌が作曲され、1950年8月21日にパキスタン政府は国歌として採用しています。
当初、歌詞はありませんでしたが、1952年にHafeez Jalandhariがウルドゥー語で歌詞を書いています。
古典的なウルドゥー語で書かれた歌詞は、ペルシャ語と共通性があり、ウルドゥー語とペルシャ語の両方で相互に理解できるようになっています。
1954年8月13日にラジオ パキスタンで初めて公に放送され、1954年8月16日にパキスタン政府内務省によって正式に国歌として採用されています。
なお、ウルドゥー語で書かれた曲名「Qaumi Tarana」は、日本語に直訳すると「神聖なる大地」といった意味です。
しかし、日本では一般に「神聖なる大地に祝福あれ」と訳されています。これは、歌詞の最初の一行「Blessed be the sacred land」から来ています。
パキスタンでも、一般的に「Pāk Sarzamīn」(The Pure Land)と呼ばれることもありますが、正式な曲名は「Qaumi Tarana」です。
パキスタンの国歌「Qaumi Tarana / 神聖なる大地に祝福あれ」の歌詞
ウルドゥー語:قومی ترانہ |
ウルドゥー語歌詞のアルファベット表記:Qaumi Tarana |
---|---|
پاک سرزمین شاد باد
پاک سرزمین کا نظام
پرچمِ ستارہ و ہِلال |
Pāk sarzamīn shād bād
Pāk sarzamīn kā niz̤ām
Parcam-i sitārah o-hilāl |
ウルドゥー語:قومی ترانہ |
ウルドゥー語歌詞のアルファベット表記:Qaumi Tarana |
---|---|
May the holy land, stay glad;
Order of the holy land,
Flag with the star and crescent, |
神聖なる大地に祝福あれ
この神聖な土地の秩序、
三日月と星の旗 |
パキスタン国歌「Qaumi Tarana」(神聖なる大地に祝福あれ)の視聴
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ロック・バージョンです。
パキスタンの概要
- 正式国名
-
ウルドゥー語:اسلامی جمہوریہ پاکِستان(イスラーミー・ジュムフーリーイェ・パーキスターン)
英語:Islamic Republic of Pakistan。通称、Pakistan。
日本語:パキスタン・イスラム共和国。通称、パキスタン。 - 首都
- イスラマバード(Islamabad)
- 面積
- 79万6000km2(34位)
- 人口
- 2億4292万3845人(6位 / 2022年総計)。出生率が高く、国連の推計では2050年には約3億4,000万人にまで増加し、中国・インド・米国に次ぐ世界第4位の人口大国になると予想されています。
- 政治体制
- 4つの州と連邦首都イスラマバード及び連邦直轄地から成る連邦共和制。国家元首は大統領で、任期は5年。伝統的に軍部の力が強く、政党の力は弱いと言われています。
- 民族構成
- パンジャーブ人56%、パシュトゥーン人16%、シンド人13%、 バローチ人4%。その他、カラシュ人など。
- 言語
- 国語はウルドゥー語、公用語は英語。憲法を始めとする法令や公文書は英語で書かれています。その他、パンジャーブ語、シンディー語などが話されています。
- 宗教
- イスラム教が国教となっており、人口の97%を占めています。その他、ヒンドゥー教1.5% 、キリスト教1.3%、ゾロアスター教0.2%、など。
- 通貨
- パキスタン・ルピー(Rs)