- 曲名
- 国民賛歌
リトアニア語:Tautiška Giesmė
英語:National Hymn - 作詞
- Vincas Kudirka
- 作曲
- Vincas Kudirka
- 採用時期
- 1919年
リトアニア共和国の国歌「国民賛歌」の解説
リトアニアの国歌「国民賛歌」(Tautiška Giesmė)は、リトアニアが1795年の第3次ポーランド分割によってロシア帝国に併合されていた時代の1898年、Vincas Kudirkaによって作詞・作曲されました。
「国民賛歌」(Tautiška Giesmė)が最初に演奏されたのは、Vincas Kudirkaの死後、1899年のことです。ロシアのサント・ペテルグルグで最初に演奏されています。
リトアニアで最初に演奏されたのは、1905年、Vilnius です。1918年2月にドイツが計画したミッテル・オイローパ構想(汎ヨーロッパ主義)の一環としてリトアニア王国が独立した翌年の1919年に、「国民賛歌」(Tautiška Giesmė)が正式に国歌として採用されました。
その後、第一次世界大戦でドイツが敗北し、1940年にソヴィエト連邦に併合されると、公での演奏は禁止となりました。
1986年以降、ソビエト連邦のゴルバチョフ書記長によるペレストロイカを機に、リトアニアでは国民運動サユディスが起こり、1990年3月11日に初の非共産党員の最高会議議長・ヴィータウタス・ランズベルギスが旧ソ連を構成していた15共和国の中でもっとも早く独立を宣言。
新たにリトアニアの憲法が制定された1992年に、再び「国民賛歌」(Tautiška Giesmė)が国歌として批准され、1999年には再度、国歌であることが法的に確認されました。

Trakai from above / mdanys

Vilniaus Katedra, Vilnius / mikel.santamaria

Vilniaus arkikatedra ir Šv. Kazimiero koplyčia / markhealey

Winter cityscape of Vilnius / Mantas Volungevicius
リトアニアの国歌「国民賛歌」(Tautiška Giesmė)の歌詞
リトアニア語:Tautiška Giesmė |
英語訳:National Hymn |
日本語訳:国民賛歌 |
---|---|---|
Lietuva, Tėvyne mūsų,
Tegul Tavo vaikai eina Tegul saulė Lietuvoj Tegul meilė Lietuvos |
Lithuania, our homeland,
Let your children always follow
May the sun above our land
May the love of Lithuania |
リトアニア、我らが祖国よ、
君が子供に常に従わさせよ
太陽が我らが地の上にあり
リトアニアの愛が |
リトアニア国歌「国民賛歌」(Tautiška Giesmė)の視聴
合唱バージョン。
演奏バージョン
リトアニアの概要
- 正式国名
- リトアニア共和国
リトアニア語:Lietuvos Respublika
英語:Republic of Lithuania - 首都
- ヴィリニュス / Vilniaus
- 面積
- 65,200km2(120位)
- 人口
- 2,794,184人(126位 / 2019年総計)
- 政治体制
- 大統領を国家元首とする共和制国家。大統領はセイマス(議会)の承認を得て首相を任命します。 セイマス (Seimas) と呼ばれる議会は一院制で、4年任期で選挙により選ばれます。議席数は141議席で、その内71議席は小選挙区直接選挙、70議席は全国区の比例代表制により選出。
- 民族構成
- 人口の83.1%がリトアニア人。そのほか、ポーランド人6.0%、ロシア人4.8 %、ベラルーシ人1.1%、ウクライナ人0.6%、など。
- 言語
- リトアニア語が公用語、国語。また、国民のほとんどがロシア語を話すことができます。リトアニア語を母語とする者は82.0%、ロシア語8.0%、ポーランド語5.6%、ベラルーシ語0.5%、ウクライナ語0.2%、ロマ語0.1%、ラトビア語0.1%(2001年センサス)。
- 宗教
- ローマ・カトリックが大勢を占めています。ローマンカトリックが人口の79%、正教会が4.07%、その他(2001年センサス)。
- 通貨
- リタス (Litas)(LTL)