- 曲名
- 我らこの国を愛す / Ja, vi elsker dette landet / Yes, we love this country
- 作詞
- ビョルンスティエルネ・ビョルンソン / Bjørnstjerne Bjørnson (1828-1910)
- 作曲
- リカルド・ノールローク / Rikard Nordraak (1842-1866)
- 採用時期
- 1864年
ノルウェー国歌「我らこの国を愛す」の解説
ノルウェーの国歌「我らこの国を愛す」(Ja, vi elsker dette landet)は、1859年から1868年の間にかけてビョルンスティエルネ・ビョルンソンが書いた詞に、その従兄弟である若き作曲家、リカルド・ノールロークが1864年に曲にしています。
歌詞にはノルウェーの自然や歴史が織り込まれていますが、詩を書いたビョルンスティエルはノルウェーでは非常に高名な作家で、ノーベル文学賞を受賞しています。また、作家としてだけでなくノルウェーの独立に大きく寄与した人物として知られています。
この曲が、国歌として初めて公式に歌われたのは1864年5月17日、憲法起草の地アイツヴォル(Eidsvoll)で行われた憲法制定50周年を祝うコンサート式典です。
「我らこの国を愛す」(Ja, vi elsker dette landet)は、通常、1番、7番、8番の歌詞が歌われます。ノルウェーでは、単に「Ja, vi elsker”(Yes, we love)と短縮で呼ばれています

People walking up the Oslo Opera House slopped roof / Jorge Lascar
Aurlandfjord. Norway / jafsegal (Thanks for the 4,5 million views)
ノルウェー国歌「我らこの国を愛す」の歌詞
ノルウェー語:Ja, vi elsker dette landet |
英語訳: 我らこの国を愛す / Ja, vi elsker dette landet / Yes, we love this country |
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1番
7番
8番 |
1番
7番
8番 |
ノルウェーの国歌「我らこの国を愛す」の視聴(Youtube動画ファイル)
ノルウェー国歌「我らこの国を愛す」(Ja, vi elsker dette landet)の美しい合唱バージョンです。
ノルウェーの男性シンガー、Didrik Solli-Tangen による独唱バージョンです。
ノルウェーの概要
- 正式国名
- ノルウェー王国 / ノルウェー語(ブークモール):Kongeriket Norge / ノルウェー語(ニーノシュク):Kongeriket Noreg / 英語:Kingdom of Norway
- 首都
- オスロ(Oslo)
- 面積
- 385,199km²(66位)
- 人口
- 5,328,212人(120位 / 2019年総計)
- 政治体制
- 立憲君主制。立法府は一院制のノルウェー議会(ストーティング)で169名の議員から成ります。
- 民族構成
- ゲルマン系のノルウェー人が92.7%、スウェーデン系が0.7%、デンマーク系0.6%、その他、少数民族のサーミ人(2011年センサス)。なお、2010年には移民人口は552,000人と全人口の11.4%を占めています。
- 言語
- 公用語はノルウェー語。ノルウェー語には、デンマーク語の影響を受けたブークモール(書物の言葉)とニーノシュク(新しいノルウェー語)の2種類がありますが、9割近くがブークモールを話しています。その他、サーミ人が話すサーメ語があります。
- 宗教
- キリスト教プロテスタントのルーテル教会が国教で、ノルウェー国教会の所属が78,0%を占めています。その他のプロテスタントやローマ・カトリック等の団体所属が5.4%、キリスト教以外の宗教は2.7%(このうち80.1%がイスラム教)。
- 通貨
- ノルウェー・クローネ(NOK)