- 曲名
- 高貴な故国、美しき旗
スペイン語:Himno Nacional de Costa Rica(Noble patria tu hermosa bandera)
英語:Costa Rican National Anthem(Noble homeland, your beautiful flag) - 作詞
- ホセ・マリア・セレドン(José María Zeledón Brenes)1903年
- 作曲
- マヌエル・マリア・グティエレス(Manuel María Gutiérrez)1852年6月11日
- 採用時期
- 1852年
コスタリカ共和国の国歌「高貴な故国、美しき旗」の解説
コスタリカの国歌「Himno Nacional de Costa Rica」は、コスタリカでは「Noble patria tu hermosa bandera」(高貴な故国、美しき旗)とも呼ばれています。
1821年9月15日にスペインから独立後、コスタリカには国歌がありませんでした。
1852年6月8日、アメリカとイギリスの外交使節団がコスタリカに到着時、当時のコスタリカの大統領は6月11日に歓迎式典を行うことを決め、急遽、国歌が必要となりました。
そこで、コスタリカ軍楽隊の指揮者であったマヌエル・マリア・グティエレス(Manuel María Gutiérrez)に国歌の作曲を依頼しました。
グティエレスはサンホセ中心部の自宅で3日で国歌を作曲したと言われています。
グティエレスが作曲した国歌は、1852年6月11日にカサ・デ・ゴビエルノ官邸で行われたアメリカとイギリスの外交使節団の歓迎レセプションの席で初めて公に演奏されました。
外国代表団の歓迎式典のために急遽、作られた国歌だったため、歌詞はありませんでした。
その後、様々な歌詞が書かれましたが、定着しませんでした。
1903年に大統領令により、国歌の歌詞を選ぶ公開コンテストが開催されました。コンテストは、「エル・ラブラドール」というペンネームを使ったホセ・マリア・ゼレドン・ブレネスによる歌詞が満場一致で選ばれました。
1949年6月10日、正式に国歌として採用されています。
コスタリカ共和国の国歌「高貴な故国、美しき旗」の歌詞
スペイン語:Himno Nacional de Costa Rica |
英語訳:Noble homeland, your beautiful flag |
---|---|
Noble patria, tu hermosa bandera
En la lucha tenaz,de fecunda labor
¡Salve, o tierra gentil!
Salve oh Patria tú pródigo suelo, |
Noble homeland, your beautiful flag
In the tenacious battle of fruitful toil,
Hail, gentle homeland!
Hail, O homeland! Your prodigal soil |
コスタリカ共和国の国歌「高貴な故国、美しき旗」の視聴
演奏バージョンです。
合唱バージョンです。
少年少女による合唱バージョンです。
コスタリカの概要
- 正式国名
- コスタリカ共和国
スペイン語:República de Costa Rica
英語:Republic of Costa Rica - 独立
- 1821年9月15日にスペインから独立
- 首都
- サン・ホセ(San José)
- 面積
- 51,100km2(125位)
- 人口
- 509万40000人(118位 / 2020年総計)
- 政治体制
- 大統領を元首とする共和制国家。行政権は大統領に属しており、任期は4年、再選は禁止。一院制の議会は、議員定数57人、任期は4年。国会議員も連続再選が禁止されています。
- 民族構成
- スペイン系を主とする白人が94%、アフリカ系黒人3%、インディヘナ1%、中国系(華人1%、その他1%)。他の中米諸国とくらべて、白人の割合が多いとされています。
- 言語
- スペイン語が公用語。コスタリカのスペイン語には標準コスタリカ方言とニコヤ方言の二つの方言があり、ニコヤ方言はニカラグアの方言とアクセントがとても似通っていると言われています。また、19世紀にジャマイカから黒人が移民してきたカリブ海側には、ジャマイカ英語を話す人々もいます。
- 宗教
- カトリック教会が85%、プロテスタントが14%、その他が1%。1949年憲法でカトリックが国教となっており、カトリック教会の政治力が強く、コスタリカ社会に大きな影響を与えています。
- 通貨
- コスタリカ・コロン(CRC)