- 曲名
- 神よ、アフリカに祝福を
スワヒリ語:Mungu ibariki Afrika
英語:God Bless Africa - 作詞
- サミュエル・ンカイ
- 作曲
- エノック・マンカイ・ソントンガ(Enoch Sontonga)
- 採用時期
- 1961年
タンザニアの国歌「神よ、アフリカに祝福を」の解説
タンザニアの国歌「神よ、アフリカに祝福を」は、現在の南アフリカ出身のエノック・マンカイ・ソントンガによって1897年に作詞・作曲された賛美歌です。
アフリカの教会、黒人の学校などで歌われるようになり、やがてパン・アフリカ主義に基づくアフリカ人解放運動を象徴する歌となりました。
そして、「神よ、アフリカに祝福を」は、アフリカで独立を達成した複数の国で国歌に採用されました。最初に国歌として採用したのが、タンザニア連合共和国の前身であるタンガニーカです。
1961年12月8日にタンガニーカがイギリスから独立することを祝う式典において、それまでのイギリス国歌「女王陛下万歳」に代わるタンガニーカの国歌として、はじめて演奏されました。
1964年4月に、タンガニーカがザンジバル人民共和国と連合して、タンガニーカ・ザンジバル連合共和国(のちタンザニア連合共和国に改称)を結成してからも国歌に採用されています。
現在、「神よ、アフリカに祝福を」を国歌として採用している国は、タンザニア、ザンビア、そして南アフリカ共和国が挙げられます。
タンザニアの国歌「神よ、アフリカに祝福を」の歌詞
スワヒリ語:Mungu ibariki Afrika |
英語訳:God Bless Africa |
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Mungu ibariki Afrika
Chorus:
Chorus: |
God bless Africa
Chorus:
Chorus: |
タンザニアの国歌「神よ、アフリカに祝福を」の視聴
アカペラ合唱バージョンです。
子供たちによる合唱バージョンです。
弾き語りバージョンです。
タンザニアの概要
- 正式国名
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スワヒリ語:Jamhuri ya Muungano wa Tanzania(ジャムフリ・ヤ・ムウンガーノ・ワ・タンザニア)
英語:United Republic of Tanzania。通称、Tanzania。
日本語表記:タンザニア連合共和国。通称、タンザニア。 - 独立
- 1961年12月9日、イギリスから独立。
- 首都
- 法律上の首都はドドマ(Dodoma)ですが、首都機能はダルエスサラーム(Dar es Salaam)にあります。
- 面積
- 945,087km2(30位)
- 人口
- 63,852,892人(23位 / 2022年総計)
- 政治体制
- 共和制、大統領制を国家体制とする立憲国家。現行の憲法は1977年4月25日に制定(1984年10月に大幅改正)されたものです。
国家元首の大統領は、国民の直接選挙により選出され、任期は5年。立法府は一院制で、正式名称は国民議会。 - 民族構成
- バントゥー系黒人が国民の95%を占めています。主な民族はスクマ人、ハヤ人、ニャキュサ人、ニャムウェジ人、チャガ人、マコンデ族など。
- 言語
- 公用語は、スワヒリ語と英語。スワヒリ語は国語としての扱いで、タンザニア憲法はスワヒリ語で書かれています。国民のほぼ100%がスワヒリ語を解するとされ、タンザニアの政情安定に大きく貢献していると言われています。
- 宗教
- 大陸部のタンガニーカでは、キリスト教が約30%、イスラム教が約35%、伝統的宗教が約35%。島嶼部のザンジバルでは、ほぼ100%がイスラム教。
- 通貨
- タンザニア・シリング(TZS)