モーリタニア・イスラム共和国の国歌「モーリタニアの国歌」

モーリタニアの国旗
曲名
モーリタニアの国歌 / نشيد وطني موريتاني / National Anthem of Mauritania
作詞
Baba Ould Cheikh
作曲
Tolia Nikiprowetzky
採用時期
1960年

モーリタニア・イスラム共和国国歌の解説

「モーリタニアの国歌」(National Anthem of Mauritani)は、18世紀の詩人であるBaba Ould Cheikh が書いた詩を元にしています。

メロディは、伝統的な曲を元にTolia Nikiprowetzky によって作曲(アレンジ)されています。

モーリタニアがフランスから独立した1960年に正式に国歌として採用されました。

「モーリタニアの国歌」は、非常に複雑なリズムを持っており、歌うことは至難の業と言われるほど独特です。

実際、モーリタニアでもあまり歌詞が歌われることはなく、多くの場合、演奏のみです。

モーリタニア

モーリタニア・イスラム共和国の国歌の歌詞

نشيد وطني موريتاني

英語訳: National Anthem of Mauritania

كن للاله ناصرا وأنكر المناكرا
وكن مع الحق الذي يرضاك منك دائرا
ولا تعد نافعا سواه أو ضائرا
واسلك سبيل المصطفى ومت عليه سائرا
وكن لقوم احدثوا في أمره مهاجرا
قد موهوا بشبه واعتذروا معاذرا
وزعموا مزاعما وسودوا دفاترا
واحتنكوا أهل الفلا واحتنكوا الحواضرا
وأورثت أكابر بدعتها أصاغرا
وإن دعا مجادل في أمرهم إلى مرا

Be a helper for God, and censure what is forbidden,
And turn with the law which, which He wants you to follow,
Hold no one to be useful or harmful, except for Him,
And walk the path of the chosen one, and die while you are on it!
For what was sufficient for the first of us, is sufficient for the last one, too.
And leave those people who do evil things with respect to God.
They misrepresented him by making him similar, and made all kinds of excuses.
They made bold claims, and blackened notebooks.
They let the nomads and the sedentary people, both make bitter experiences,
And the great sins of their [doctrinal] innovations bequeathed small.
And just in case a disputant, calls you to dispute about their claims,
Do not, then, dispute on them, except by way of an external dispute.

「モーリタニアの国歌」の視聴

民族調のボーカル・バージョンです。本当に複雑な曲ですね!

合唱バージョンです。

演奏バージョンです。

モーリタニアの概要

正式国名
モーリタニア・イスラム共和国
アラビア語: الجمهورية الإسلامية الموريتانية(Al-Jumhuriya al-Islamiya al-Muritaniya)
フランス語: République islamique de Mauritanie
英語表記: Islamic Republic of Mauritania
独立
1960年11月28日、フランスより独立。
首都
ヌアクショット(Nouakchott)
面積
1,030,700km²(28位)
人口
465万人(125位 / 2020年総計)
政治体制
共和制。
民族構成
国民の40%がムーア人(アラブ人とベルベル人の混血)と黒人の混血、残りの30%ずつがムーア人と黒人。黒人諸民族は、人口の7%を占めるウォロフ人のほか、トゥクロール人、セレール族、ソニンケ族、プル人など。
言語
公用語はアラビア語。モーリタニアでは「ハッサーニーヤ」と呼ばれる黒人言語やベルベル語、フランス語の影響を受けたアラビア語が話されています。高等教育を受けた者の間では多くフランス語も話されています。
宗教
イスラム教を国教としており、1991年の憲法改正でイスラム法(シャリーア)が正式に採用されています。イスラム教徒の比率は99.1%で、非イスラム教徒はほぼ外国人と言われています。
通貨
ウギア(MRO)
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