- 曲名
- 国王万歳 / النشيد الوطني المغربي / Hymne Chérifien
- 作詞
- Ali Squalli Houssaini(1970年)
- 作曲
- Léo Morgan(1952年)
- 採用時期
- 1956年
モロッコ王国の国歌「国王万歳」の解説
モロッコ王国の国歌「国王万歳」(النشيد الوطني المغربي / Hymne Chérifien)は、フランスの保護領時代の1952年頃、フランス軍将校であり、モロッコ王室近衛隊の音楽長であったレオ モーガン(Léo Morgan) によって作曲されています。
この曲は、フランスから独立する以前から広く知られるようになり、モロッコがフランスから独立した1956年に国歌として採用されています。
当初は歌詞はありませんでしたが、1970年にメキシコで開催されたサッカーのワールドカップにモロッコ代表チームが初めて出場した後、歌詞を書くというアイデアが提案されました。
当時の国王であったハッサン2世のコンペで、作家のアリ・スクアリ・ウサイニ(Ali Squalli Houssaini)が書いたアラビア語の歌詞が選ばれたと言われています。あるいは、国王から直接、依頼されて歌詞を書いた、とする説もあります。
Marrakech people (Morocco) / Ahron de Leeuw
Morocco-2017-738 / CucombreLibre
Marrakech, Morocco / jafsegal (Thanks for the 3 million views)
Place Jemaa el-Fna – Marrakech – Morocco – Maroc – Maroko – Μαρόκο – Fas – Marruecos – Marokko – Марокко – Night – Nuit – Photo Image Photography / www.SuperCar-RoadTrip.fr
Essaouira, Morocco / CarolineG2011
モロッコ王国の国歌「国王万歳」の歌詞
النشيد الوطني المغربي |
ラテン文字表記: An-Našīd aš-Šarīf |
---|---|
منبت الأحرار |
manbita al ahrar |
英語訳: Cherifian Anthem |
日本語訳: 国王万歳 |
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Fountain of Freedom, |
自由人が溢れる光輝く大地よ |
モロッコ王国の国歌「国王万歳」の視聴
合唱バージョンです。
男性陣による合唱バージョンです。
演奏バージョンです。
モロッコの概要
- 正式国名
-
モロッコ王国。通称:モロッコ
アラビア語: المملكة المغربية(Al-Mamlaka al-Maghribiya)
ベルベル語:ⵜⴰⴳⵍⴷⵉⵜ ⵏ ⵍⵎⵖⵔⵉⴱ
英語表記: Kingdom of Morocco - 独立
- 1956年にフランスから独立
- 首都
- ラバト(Rabat)
- 面積
- 446,550km²(57位)
- 人口
- 3691万1000人(40位 / 2020年総計)
- 政治体制
- 国王を元首とする立憲君主制。国王は、憲法によって議会の解散権や条約の批准権を認められており、軍の最高司令官。2011年の「アラブの春」の影響により憲法が改正され、国王の権限縮小と首相の権限が強化されています。議会は1996年から両院制に移行し、下院は5年の任期で定数は325議席。上院は6年の任期で定数は90から120議席です。なお、モロッコはアフリカ大陸で唯一、アフリカ連合非加盟国です。
- 民族構成
- 人口の約2/3がアラブ人、1/3がベルベル人あるいはその混血と言われています。モロッコ政府は、両者はモロッコ人であるという考え方の元、民族ごとの統計は行われていません。
- 言語
- 公用語はアラビア語とベルベル語。国民の多くは、日常生活でアラビア語モロッコ方言を話しています。フランスの保護領だったことからフランス語が第二言語として教えられており、幅広く使われています。山岳地帯では、タマジグトと総称されるベルベル語が話されています。また、タンジールなど北端部の都市はスペインの影響が強く、スペイン語も通じます。
- 宗教
- 1961年にイスラム教が国教とされ、イスラム教スンニ派が99%を占めています。
- 通貨
- モロッコ・ディルハム(MAD)