- 曲名
- 進め 美しのオーストラリア
Advance Australia Fair(アドヴァンス・オーストラリア・フェア) - 作詞・作曲
- ピーター・ドッヅ・マコーミック / Peter Dodds McCormick(1878年)
- 採用時期
- 1984年4月19日
オーストラリア国歌「進め 美しのオーストラリア」の解説
オーストラリアでは、もともとイギリスの国歌「God Save the King(Queen)」がオーストラリアの国歌として用いられていました。
現在のオーストラリアの国歌である「進め 美しのオーストラリア」(Advance Australia Fair)は、1878年にスコットランド出身の学校教師、ピーター・ドッヅ・マコーミック(Peter Dodds McCormick)によって作詞・作曲されたものです。
この曲は、1878年11月30日にシドニーで初演され、ほどなくして人気を博すようになりました。
オーストラリアは、1901年1月1日に6つの植民地が連合してイギリス自治領としてオーストラリア連邦を形成。事実上の独立を果たしています。
そのオーストラリア連邦発足式では、「進め 美しのオーストラリア」(Advance Australia Fair)が1万人にも及ぶ群衆で大合唱されるなど高い人気を持ち、正式に国歌として認定されるまで、様々な機会で歌われるようになりました。
1974年に意見投票が行われ、「進め 美しのオーストラリア」(Advance Australia Fair)が国歌として最適であるとされました。
そして、1984年4月19日にボブ・ホーク首相の労働党政権時代、正式に国歌として採用されています。
なお、「ワルチング・マチルダ」(Waltzing Matilda)という愛国歌も人気があります。
オーストラリア共和国の国歌「進め 美しのオーストラリア」の歌詞
英語:Inno di Mameli |
日本語訳:The Song of the Italians |
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オーストラリア国歌「進め 美しのオーストラリア」の視聴
女性歌手によるの独唱バージョンです。
演奏バージョンです。
オーストラリアの概要
- 正式国名
- オーストラリア連邦
英語:Commonwealth of Australia - 首都
- キャンベラ(Canberra)
- 独立
- 1901年1月1日。
- 面積
- 7,692,024km2(6位)
- 人口
- 25,500,000人(55位 / 2020年総計)
- 政治体制
- 立憲君主制・連邦制。イギリス国王・女王がオーストラリアの国家元首ですが、実際はオーストラリア総督が国王・女王の代行を務めており、儀礼的な立場です。議会は二院制で、上院は任期6年で、通常は3年議員は年毎に半数が改選。定員は76人。下院は任期3年で、小選挙区から1名ずつ選出され、定員は150人。
- 民族構成
- 住民の80%以上がヨーロッパ系白人。約12%がアジア系、約2%が先住民族のアボリジニ、アフリカ系の黒人が約1.5%。また、移民が約2割を占めており、イギリス、ニュージーランド、中国、インド、イタリア、ベトナムなどから。
- 言語
- 公用語は英語(オーストラリア英語)。人口の78.5%が家庭で英語のみを話しています。移民の割合が高いことから、中国語話者が2.1%、イタリア語話者が1.6%います。先住民族の言語(オーストラリア・アボリジニ諸語、タスマニア諸語)は消滅の危機に瀕しています。
- 宗教
- ローマ・カトリック(25.8%)、聖公会(18.7%)などキリスト教徒が全体の約64%を占めています。非キリスト教は約5%、無宗教が18.7%、他(2006年センサス)。
- 通貨
- オーストラリア・ドル (A$) (AUD)