- 曲名
-
偉大なるカルレマニ(アンドラの賛歌)
カタルーニャ語:El Gran Carlemany - 作詞
- ホアン・ベンリョーク・イ・ビボ(Juan Benlloch i Vivó)
- 作曲
- エンリク・マルファニ・ボーンス(Enric Marfany Bons
) - 採用時期
- 1921年9月8日
アンドラ公国の国歌「偉大なるカルレマニ(アンドラの賛歌)」の解説
アンドラ公国の国歌は「偉大なるカルレマニ」または「アンドラの賛歌」とも呼ばれています。作詞はウルヘル司教を務めたベンリョーク(Joan Benlloch i Vivó、1864年〜1926年)、作曲はサン・ジュリア・デ・ロリア出身のマルファニ(Enric Marfany Bons、1871年〜1942年)が手掛けています。
歌詞は、フランスとスペインの間に位置するアンドラ公国の歴史をアンドラを主語とする1人称で語ったもので、カロリング帝国の遺産など、アンドラの文化と歴史の重要な側面を参照しています。
そして、建国の父と伝えられるカルレマニ(フランク王国のカール大帝のカタルーニャ語での呼び名)やアンドラの守護聖人であるメリチェイの聖母らに、さらなる庇護を願う内容となっています。
1914年9月8日、メリチェイの聖母の記念日に初めて国歌として演奏されています。
そして、アンドラの建国記念日である1921年9月8日に正式に国歌として採択されています。
アンドラ公国の国歌「偉大なるカルレマニ(アンドラの賛歌)」の歌詞
カタルーニャ語 |
スペイン語 |
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El gran Carlemany, mon pare,
Princesa nasquí i pubilla
Creient i lliure onze segles, |
El gran Carlomagno, mi padre,
Princesa nací y heredera
Creyente y libre once siglos, |
フランス語 |
英語訳 |
日本語訳 |
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Le Grand Charlemagne mon père
Je suis née princesse héritière
Croyante et libre onze siècles, |
The great Charlemagne, my father,
I was born a princess and heiress
Faithful and free for eleven centuries, |
偉大なるカルレマニ 我が父よ
公国として生まれし
11世紀にわたり 我は信仰を失わず自由であり続けた |
アンドラ公国の国歌「偉大なるカルレマニ(アンドラの賛歌)」の視聴
合唱バージョンです。
演奏バージョンです。
アンドラ公国の概要
- 正式国名
- アンドラ公国。通称、アンドラ
カタルーニャ語:Co-Principat d’Andorra(コ・プリンシパット・ダンドーラ)
フランス語:Principauté d’Andorre(プランシポテ・ダンドール)、通称 Andorre(アンドール)
スペイン語:Principado de Andorra(プリンシパード・デ・アンドーラ)、通称 Andorra(アンドーラ)。 - 首都
- アンドラ・ラ・ベリャ(Andorra la Vella)
- 独立
- 1993年3月14日、憲法が国民投票により可決。フランスおよびスペインは1993年6月1日に国家として承認し、正式に独立国家となっています。
- 面積
- 468km2(178位)
- 人口
- 77000人(186位 / 2020年総計)
- 政治体制
- スペインのウルヘル司教とフランス大統領を共同元首とする議会民主主義制国家。国会に当たる大評議会は一院制で、定数は28議席、任期は4年。行政府の長である首相は議会によって選出されます。
- 民族構成
- アンドラ人が48.8%、スペイン人が25.1%、ポルトガル人が12%、フランス人が4.4%、その他9.7%(2017年)。
- 公用語はカタルーニャ語。その他、スペイン語、フランス語、ポルトガル語が使われています。
- 宗教
- 国民の大半がカトリック教会の信者です。
- 通貨
- ユーロ (€、EUR)