キプロス共和国「自由への賛歌」

曲名
自由への賛歌 / Ύμνος εις την Ελευθερίαν / Hymn to Liberty
作詞
ディオニシオス・ソロモス / Διονύσιος Σολωμός(1823年)
作曲
ニコラオス・マンザロス / Νικόλαος Μάντζαρος(1828年)
採用時期
1873年
partial view of nicosia 1
partial view of nicosia 1 / sk12

キプロス共和国国歌「自由への賛歌」の解説

キプロス共和国国歌は、ギリシャ共和国国歌と同じ「自由への賛歌」です。
異なる国が同じ楽曲の歌詞を変えて国歌としている事は幾つかありますが、歌詞とメロディが同一な国歌は、この「自由への賛歌」と「女王陛下万歳」だけです。

「自由への賛歌」は、1823年にディオニシオス・ソロモスが書いた158節からなる叙事詩です。

世界で一番、長い国歌の歌詞ですが、1865年に第3節までが正式な歌詞となり、後に第2節までを正式な歌詞とするようになりました。

作曲は、1828年にニコラオス・マンザロスが手掛けています。

なお、歌唱する際、各節の最後の二行は合計三回歌います。

Nicosia, Cyprus
Nicosia, Cyprus / currybet

キプロス共和国国歌「自由への賛歌」の歌詞

ギリシャ語:Ύμνος εις την Ελευθερίαν

ラテン文字表記:

英語訳:Hymn to Liberty

Σε γνωρίζω από την κόψη
του σπαθιού την τρομερή,
σε γνωρίζω από την όψη
που με βια μετράει την γη.

Απ’ τα κόκκαλα βγαλμένη
των Ελλήνων τα ιερά,
και σαν πρώτα ανδρειωμένη,
χαίρε, ω χαίρε, Ελευθεριά!

Se gnorízo apó tin kópsi
tou spathioú tin tromerí,
se gnorízo apó tin ópsi,
pou me via metrái ti gi.

Ap’ ta kókkala vgalméni
ton Ellínon ta ierá,
ke san próta andrioméni,
hére, o hére, eleftheriá

I shall always recognize you
by the dreadful sword you hold
as the Earth with searching vision
you survey with spirit bold

From the Greeks of old whose dying
brought to life and spirit free
now with ancient valour rising
let us hail you, oh Liberty

キプロス共和国の国歌「自由への賛歌」の視聴

演奏バージョンです。

合唱バージョンです。

キプロス共和国の概要

正式国名
キプロス共和国 / 現代ギリシャ語:Κυπριακή Δημοκρατία (Kypriakí Demokratía; キプリアキ・ディモクラティア) / Republic of Cyprus
独立
1960年8月16日
首都
ニコシア(Nicosia)
面積
9,250km2(162位)
人口
871,000人(154位 / 2008年総計)
政治体制
共和制。
民族構成
ギリシャ系が78%、トルコ系が18%、その他。
言語
公用語はギリシャ語、トルコ語
宗教
正教徒が78%、ムスリム(イスラム教徒)が18%、その他、マロン派とアルメニア教会派のキリスト教徒など。
通貨
ユーロ (€)(EUR)
関連記事
ヨーロッパ
ワールド・トラベラーをフォローする